韓国がアジア杯8強進出 バーレーンに苦戦も延長戦で途中出場の元Jリーガーが決勝弾
延長前半アディショナルタイムに元新潟のDFキム・ジンスが値千金の決勝ゴール
韓国代表は22日、アジアカップ16強でバーレーンと対戦。前半43分にFWファン・ヒチャンが今大会初ゴールを挙げると、一度は同点に追いつかれながら、延長戦前半アディショナルタイムに勝ち越し、2-1で勝利した。
C組1位・韓国とA組3位・バーレーンの一戦は序盤、バーレーンが攻め込み、思い切りのよいミドルシュートなどで韓国ゴールに襲いかかる。韓国も徐々に盛り返し、前半33分、連携からファン・ヒチャンがペナルティーエリア内でチャンスを迎えるも、シュートは打てなかった。
しかし、韓国は前半43分、ついにスコアを動かす。エースのFWソン・フンミンが右サイドに展開すると、DFイ・ヨンがダイレクトでグラウンダーのクロスを供給。1トップのFWファン・ウィジョがつぶれ、ゴール前にこぼれたところをファン・ヒチャンが冷静に右足で流し込んで今大会初ゴールを奪った。
後半は一進一退の攻防が続くなか、同24分にバーレーンMFジャマル・ラシェドが強烈なシュートを放つも韓国GKキム・スンギュがビッグセーブを見せたが、その8分後にゴール前のこぼれ球をバーレーンFWモハメド・アルロマイヒに押し込まれて同点に追いつかれた。
韓国は後半44分に21歳のFWイ・スンウを投入して勝負に出る。アディショナルタイムには相手のバックパスが甘くなったところをファン・ウィジョが奪ってシュートを放ったが、無情にもシュートは枠外へ。試合は1-1のまま延長戦に突入した。
延長戦前半ではイ・スンウが2度のチャンスを迎えるも生かせなかったが、アディショナルタイムに途中出場した元Jリーガー(2012~14年にアルビレックス新潟に所属)のDFキム・ジンスが値千金の決勝弾。同後半も攻撃の手を緩めず、2-1で勝利した。
なお、25日に行われる準々決勝に駒を進めた韓国は、カタールと対戦する。