「名高いシャットアウトを堅持」 日本代表、サウジの猛攻をしのぐ堅守をUAE紙称賛
サウジアラビアにボール支配率76.3%、シュート15本を許すなかで1-0の完封勝利
日本代表は21日に行われたアジアカップ16強でサウジアラビアに1-0で勝利を収めた。サウジアラビアにボール支配率76.3%、シュート15本を許すなか、開催地UAEメディアも日本の堅守を称えている。
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グループリーグ第3戦のウズベキスタン戦(2-1)では先発メンバーを10人入れ替えた日本だが、サウジアラビア戦では第2戦オマーン戦の先発をベースに、1トップには右でん部痛を抱えるFW大迫勇也(ブレーメン)ではなく、FW武藤嘉紀(ニューカッスル)を起用した。
試合は序盤からサウジアラビアに攻め込まれるも、守備ブロックを形成して対応。前半12分にはDF吉田麻也(サウサンプトン)が相手の強烈なシュートを顔面でブロックして防いだ。0-0で迎えた前半20分、MF柴崎岳(ヘタフェ)の左コーナーキックからDF冨安健洋(シント=トロイデン)がヘディングで合わせ、先制点を奪取。この1点を最後まで守りきり、日本が1-0でベスト8に駒を進めた。
UAE紙「The National」は、「サウジアラビアはピッチ両面において影響を及ぼしたが、ゴール前では単純にフィニッシュまで持ち込むのが不可能だった。冨安と素晴らしいキャプテンの吉田麻也によるソリッドな陣形で、整頓されたサムライブルーの守備陣が立ちはだかった」とサウジアラビアの攻撃陣が日本の牙城を崩すに至らなかったと触れている。
「フアン・アントニオ・ピッツィ監督はポゼッション率が77%を占有し、15本のシュートを放ったが、枠内はたったの1本だった。森保一監督は『我慢強くプレーできたことが今日の鍵だった』と振り返っていた。絶え間ない圧力をかけられていたにもかかわらず、森保監督は名高いシャットアウトを堅持してみせた」
記事では、森保ジャパンの堅守が光ったと称賛。ここまでの4試合はすべて1点差での勝利となっているが、手堅い試合運びに舌を巻いている様子だった。