ペップ監督が意味深行動!? イングランド代表監督就任質問に会見強制終了

去就質問に苛立ち露わに 「ありがとう、さようなら」

  バイエルン・ミュンヘンのペップ・グアルディオラ監督のイングランド代表監督就任は実現するのだろうか。スペイン人指揮官は、ブンデスリーガ・マインツ戦を控える会見で、地元メディアからイングランド代表監督就任の噂についての質問が飛び出すと、「さようなら」と言葉を残して会見場を後にした。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
 グアルディオラ監督は会見で、イングランド代表監督就任について聞かれると、「よしてくれ、私はバイエルン・ミュンヘンの監督なんだ」と戸惑いを見せ、「ありがとう。アウフ・ヴィーダーゼン(ドイツ語で“さようなら”)」という言葉を残して、早々に会見を切り上げた。
 この質問の前にも、将来のプランについて聞かれていたが、その際は丁寧に「次の質問をどうぞ」と受け流していた。しかし、記者からの出た具体的な質問については、苛立ちもあらわにし、会見を強制的に終了させた。目の前のマインツ戦に集中したいという所作だったかもしれないが、ペップ監督の行動は大きな波紋を呼んでいる。
 今季終了時にバイエルンとの契約が満了となるグアルディオラ監督については、これまでにもマンチェスター・シティの新監督就任の噂が報じられていた。そして、英地元メディアは、イングランドサッカー協会が2016年の欧州選手権後にロイ・ホジソン監督の後継者として、年俸18億円ともいわれるメガオファーでグアルディオラ監督の招聘(しょうへい)に動くとレポートしたことで、より一層大きなトピックとして世間の注目を集めることになった。
 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOは名将慰留に自信を深めているが、イングランド代表監督就任など、44歳の若き名将の頭の中では来季以降の新たな人生プランが描かれているのだろうか。

 

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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