大迫は「飛車や角のレベルの選手」 長友が“代役”の北川に要求「俺がチームを変えるくらいの…」
欠場した大迫の代役に22歳北川が抜擢も見せ場を作れず「まだ遠慮してますよね」
森保一監督率いる日本代表は、13日のグループリーグ第2戦でオマーンを1-0で破り、決勝トーナメント進出を決めた。FW大迫勇也(ブレーメン)が右でん部の負傷でベンチスタートとなり、FW北川航也(清水エスパルス)をスタメンに抜擢したが、途中出場のFW武藤嘉紀(ニューカッスル)を含めて見せ場を作ることができず。DF長友佑都(ガラタサライ)は大迫を「僕らの大黒柱で将棋なら飛車や角のレベルの選手」と評しつつ、「他の駒で勝ちに行く」必要性を説いた。
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昨年末から負傷を抱える大迫は、グループリーグ初戦のトルクメニスタン戦にフル出場し、4分間で2ゴールを挙げるなど3-2の逆転勝利に大きく貢献した。しかし、その後右でん部の痛みが再発し、オマーン戦はベンチスタートとなった。
大迫に代わり、1トップには22歳の北川が起用されたが、思うようにボールに絡めず後半12分で交代。追加招集され、森保ジャパン初出場となった武藤も大迫のように起点にはなれなかった。試合こそMF原口元気(ハノーファー)がPKを決めて1-0で勝利したが、大迫不在時の攻撃に課題を残した感は否めない。
ベテランの長友は、大迫を「僕らの大黒柱で将棋なら飛車や角のレベルの選手」と称し、チームにおいて不可欠な存在であるとしつつ、「あえて他の駒で勝ちに行くとか、他の選手が出た時にもチームの一つのピースとして戦えないといけない」と“別オプション”の必要性を説いた。
「大迫がいつでも出られるとは限らない。大迫の代わりではなく俺がチームを変えるというくらいの気持ちが欲しい。(北川は)まだ遠慮してますよね。若くて経験がない分、自分を出し切れていないし、遠慮しているところがある。僕らベテランがどういう雰囲気やモチベーションを作れるかが大事。彼とも話したい。若手が生き生きプレーできていないのはベテランの僕らの責任でもある」
アジア王者を見据える長友は、北川らに大迫に取って替わるくらいの気概を求めていた。