「このままじゃ勝てない」 原口、決勝T進出も笑顔なし「内容的には良くなかった」

決勝点となるPKを決めたMF原口元気【写真:©AFC】
決勝点となるPKを決めたMF原口元気【写真:©AFC】

後半にオマーンにペースを握られ、リズムを取り戻せなかったことを反省

 アラブ首長国連邦(UAE)で開催されているアジアカップ。日本は13日にオマーンを1-0で下し、2連勝で決勝トーナメント進出を決めた。決勝点となるPKを決めたMF原口元気(ハノーファー)は「予選を突破したんですけど、内容的には良くなかった」とし、課題の残る試合だったと振り返った。

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 日本は前半26分にMF南野拓実(ザルツブルク)のシュートのこぼれ球に詰めた原口が倒されてPKを獲得。これを原口自ら決めて、同28分に試合の均衡を破った。結果的にこれが決勝点となり、オマーンを1-0で下した。

「勝ちましたし、予選を突破したんですけど、内容的には良くなかったですね。前半に関しては非常に良かったと思いますけど、チャンスで決め切れずにペースが向こうに移ったし、後半はそのペースを取り戻せなかった」

 試合後のフラッシュインタビューで原口は笑顔を見せず、このように語った。2連勝とはいえ、第1戦のトルクメニスタン戦(3-2)に続く1点差での辛勝。原口はより良いパフォーマンスがなければ、タイトルは狙えないと危機感を口にする。

「このままじゃ決勝トーナメントでは勝てないと思いますし、もう一回、チームとしても個人としても精度を高めたい。1位で突破するのが目標なので、3戦目も勝ち点3を取るために精度を上げてプレーしたい」

 左サイドで攻守に奮闘した原口は、3連勝を目指す第3戦に向けて、気持ちを切り替えていた。

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