日本代表、原口のPK弾でオマーンに1-0勝利 アジア杯2連勝で決勝T進出決定
決定力を欠く課題を露呈も…原口のPKで16強進出を決める
アラブ首長国連邦(UAE)で開催されているアジアカップは現地時間13日にグループリーグ第2戦が行われ、2大会ぶり5度目の優勝を目指す日本代表はオマーンを相手にMF原口元気のPKで得た1点を守りきり、1-0の勝利を収めた。
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日本は初戦のトルクメニスタン戦で2ゴールのFW大迫勇也が負傷欠場となり、FW北川航也が最前線に起用された。また、コンディション不良で合流が遅れていたMF遠藤航がボランチに入り、最終ラインの中央はDF吉田麻也とDF冨安健洋が組んだ。
日本は試合開始直後から連続して決定機を迎えた。前半2分に右サイドからMF堂安律が相手の股を抜く鮮やかな突破で中央にボールを返すと、原口が相手の前に足をねじ込むようにしてシュートを放ったが、バウンドしたボールはクロスバーに当たって枠外。さらに同7分には相手のクリアミスをついてMF南野拓実が抜け出して相手GKと1対1になったがシュートはセーブされ、同12分にも冨安のロングボールに南野が抜け出したがシュートは枠外。この時間帯の先制とはならなかった。
逆に日本は同20分、攻め込んだところからのカウンターでスルーパスを通されると、FWアル・ガサニのワンタッチでGK権田修一もかわされてシュートを放たれたが、厳しい角度からのシュートはわずかに枠を外れて事なきを得た。逆に同23分にはカウンターの起点を潰した遠藤のラストパスから南野、堂安と決定的な連続シュートを放ったが決め切れず。出入りの激しい試合展開になった。
そうしたなかで迎えた同26分、南野がGKとの1対1でのシュートをセーブされたこぼれ球を、原口が拾って飛び込むとペナルティーエリア内で相手に倒されてPKを獲得。これを自らゴール左に蹴り込み、日本が先制した。この後、試合はやや落ち着いた流れになり日本は1-0のリードを維持してハーフタイムに突入した。
後半に入るとオマーンも攻撃機会を前半より増やすなか、森保一監督は同11分に北川に代えてFW武藤嘉紀をピッチに送り込んだ。時間の経過とともに両者とも中盤が間延びする傾向が見られ、なかなか決定機を生み出せない試合展開になっていった。
双方ともに攻撃の機能性が低下した試合は膠着したまま時間が流れ、結局ゴールは生まれずに終了。日本は原口のPKで得た1点が決勝点となり、1-0の勝利で2連勝。決勝トーナメント進出を決め、17日の第3戦ウズベキスタン戦に臨むことが決まった。
(FOOTBALL ZONE編集部)