ダービー勝利で上昇ムードのアーセナルに思わぬ冷や水 サポーターの看板破壊でFAが調査へ

調査結果次第では処分の可能性も

 23日に行なわれたリーグカップ3回戦、トットナムとの一戦で勝利を収めたアーセナルにイングランドサッカー協会(FA)の調査が入ることになりそうだ。明るい話題に水を差すようなサポーターの愚行により、処分の可能性もあるようだ。英地元紙「デイリー・メール」などが報じている。
 
 アーセナルは、アーセン・ベンゲル監督から一時戦力外の扱いを受けていたMFのマテュー・フラミニの2得点で地元のライバル、トットナム相手に2-1の勝利を収めた。1点差の接戦をリードして迎えた試合終了のホイッスルは、アーセナルサポーターにとっては歓喜の瞬間となった。しかし、一部のサポーターがその喜びをあやまった方法で表現してしまう。あるサポーターが2階席に備え付けられたトットナムのバナー(看板)の一部を破壊してしまったのだ。
 宿敵との一戦に感情が高ぶったとはいえ、少し調子に乗りすぎてしまったようだ。この一件について、アーセナルのスポークスマンも対応に動き出すと公表、さらにFAも調査に乗り出すと明かしているため、クラブや該当サポーターには何らかの処分が下される可能性がある。
 
 UEFAチャンピオンズリーグ、ディナモ・ザグレブ戦や、リーグのチェルシー戦で連敗。さらに、そのチェルシー戦ではディエゴ・コスタの挑発に乗って足蹴りを仕掛けたDFガブリエル・パウリスタが、3試合出場停止処分を受けるなど、ネガティブな出来事が続いていたアーセナル。ダービーマッチの勝利で、チームに生まれた上昇ムードに水を差すサポーターの行為となってしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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