FC東京復帰の久保建英、決意の“プレー証明型”宣言 「一番アピールするつもりでいく」
横浜FMへの期限付き移籍から復帰を決断 成長は「ピッチの上で見せていければいい」
J1のFC東京は13日にシーズン始動。横浜F・マリノスへの期限付き移籍期間が満了し、半年ぶりの復帰となった17歳のMF久保建英は「一番アピールするつもりでいく」と強い決意を語った。
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バルセロナの下部組織で育った久保は2015年に帰国。FC東京の下部組織で経験を積み、17年11月にFC東京とプロ契約を結んだ。長谷川健太監督体制となった昨季は、開幕戦の浦和レッズ戦に途中出場するなど、4試合で出番を与えられたが、プレー時間は計58分だった。さらなる成長を求めてシーズン途中に横浜FMへの期限付き移籍を決断し、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ擁するヴィッセル神戸戦で移籍後リーグ戦初出場を果たすとともに、J1初ゴールをマーク。横浜FMではリーグ戦5試合1得点の成績を残した。
1月12日に期限付き移籍期間満了に伴い、FC東京復帰が決定。翌13日のチーム始動日には前年を上回る720人のファンが詰めかけたなか、久保は笑顔で約1時間半のメニューをこなした。長谷川監督は「建英がどうなるか最後まで分からなかった」と話しており、久保は復帰を含めた新シーズンのプレー先について、ギリギリまで熟考していたようだ。
横浜FMでの成長について問われた久保は、「自分がここで言っても始まらない」と切り出し、「それはこれからピッチの上で見せていければいい」とプレーで証明していくことを誓った。
「キャンプが始まってそこのアピール次第。一番アピールするつもりでいくだけです」
昨季FC東京で主に起用されたサイドハーフは、長谷川監督の標榜するサッカーにおいて肝になるポジションの一つで、攻撃だけでなく、激しいアップダウンやプレッシングなどハードワークが求められる。プロ3年目を迎える久保がどのようなプレーを見せるのか、FC東京のみならず、日本のサッカーファンからも注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)