流経大柏の“J内定控えGK”が今大会初出場 「涙が出そうになった」大拍手に抱いた思い

猪瀬は無失点で試合を締めた【写真:Noriko NAGANO】
猪瀬は無失点で試合を締めた【写真:Noriko NAGANO】

「本当に自分がつらい時に、あのたくさんの仲間が支えてくれた」

 第4審判が交代を示す「1」と「17」の文字を掲げると、流通経済大柏の応援団を中心に埼玉スタジアム2002からは大きな拍手が起きた。「本当に自分がつらい時に、あのたくさんの仲間が支えてくれたし、常に声をかけてくれたので涙が出そうになりました」と猪瀬は万感の思いを胸にピッチへ。そこで浮つくことなく、瀬戸内のシュートを正面で冷静にセービングするなど「とにかく失点しない」という意思を感じさせるプレーで試合を締めた。

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 中1日で開催される青森山田(青森)との決勝戦に向けて「GKからの視点から言えば、青森山田はCBの三國(ケネディエブス)選手らの高さがあり、縦へのスピードが速い。だからこそリスク管理、マークの確認などしっかりやる必要があると思います」と猪瀬は話していた。

 14日の決勝、キックオフの笛をベンチから聞いたとしても、もし有事の際には自分がいる――。“最強の第2GK”が備える選手層で、流通経済大柏は昨年逃した選手権王者の称号を奪いにいく。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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