Soccer Magazine ZONE No,11 2015年9月24日(木)発売

データで解き明かす勝利のロジック!

ビジネスの世界に大きな変革をもたらしたデータ分析。

しかしデータ分析の導入は、それそのものが

成功を約束してくれるものではないと、

日本のアクセス解析の第一人者、大内範行氏は言う。

では、データ分析において、大事なものは何なのか――?

その答えは、データの波が押し寄せたサッカーの世界にも

通じるものだった。

 

FASHION×FOOTBALL

フットボーラーたちは、いつだって憧憬の

まなざしを向けられる存在であり続けてきた。

中でも、5人目のビートルズといわれたジョージ・ベストや、

彼と同じユナイテッドの7 番を背負ったデイビッド・ベッカムは

ファッションアイコンとして時代を彩った一人だ。

彼らは、ピッチ上で雄弁なそのプレーで自己を表現してきた。

ひとたびユニホームを脱げば、そのファッショナブルなスタイルで

強烈な異彩を放ち、ティーンのヒーローとなった。

一方で、日常に溶け込むフットボールを着る人たちもいる。

ファッションとフットボールは切り離せない。

転がるボールに魅せられた人たちは

いつでもその薫りを感じていたいからだ。

 

ブラインドサッカーを知っているか?

「ブラインドサッカー」というスポーツをご存じだろうか?

アイマスクをつけて、ボールの音と周りの声を頼りに行う5人制サッカーだ。

このスポーツが今、にわかに注目を集めている。

9月に東京で行われたリオデジャネイロパラリンピック出場を懸けた

「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2015」は、

6日間で6000人以上の来場者を集め、マスメディアでも連日報じられた。

アイマスクをつけた「見えていない」選手たちがピッチ上で繰り出す、

まるで「見えている」かのようなドリブルやシュート、ディフェンス。

それらは見る者に感動と興奮を呼び起こす。

注目を集める理由は、それだけではない。

人間は情報収集のおよそ9割を視覚に頼っていると言われる。

だが、ブラインドサッカーでは視覚が使えないため、

選手同士が声を掛け合い、コミュニケーションをとることが必須だ。

そのような競技特性を持っているブラインドサッカーは、

組織力を高めるための研修プログラムとしても企業や学校などで活用されている。

「障がい者スポーツ」のイメージを覆す、ブラインドサッカー。

見たことがある人も、見たことがない人も、注目しておいて損はない。

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