デル・ピエロがトッティの通算300得点を祝福 「共に戦えたことは名誉」

ライバルがたたえる偉大な記録

 元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが、前節サッスオーロ戦でキャリア通算300得点を記録したローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティを称賛している。伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などが報じている。
 27日には39歳を迎える大ベテランのトッティは、サッスオーロ戦の得点によって通算成績を745試合出場300得点とした。ローマ一筋を貫く男が1994年のデビューから21年のキャリアで、偉大な記録を達成した。
 
 これを受け、元ユベントスのデル・ピエロが、ローマの公式チャンネル「ローマTV」に出演。かつてのライバルに祝福の言葉を送った。
 
「君にとって特別な瞬間だね。一緒に戦ったことを幾度となく思い出すよ。僕らが違うチームで戦えたことは名誉なことだ。共にキャプテンとしてライバル同士のクラブを代表する存在になった。お互いに尊重し、尊敬し合うことができた」
 クラブでは常に敵同士だった2人も、2006年のドイツ・ワールドカップではイタリア代表の一員としてそろって出場し、優勝を経験した。ユベントスの“パンディエラ(旗手)”として長く活躍し、自らもユベントス通算705試合290得点という成績を残した男が、同じ時代を戦ってきた戦友の記録を祝った。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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