英プレミア最速スピードランキング 意外なトップは岡崎の相棒

目立ったレスター勢

 英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、第5節終了時点までにおける、選手の最速スピードのランキングを発表している。これはJリーグも今季から採用しているトラッキングシステム「トラキャブ(米ChyronHego社)」により取得したトラッキングデータを元にしている。これは単純な足の速さを表してるのではなく、試合で「ここだ!」というタイミングで走り込んだ際のスピードを示している。
 陸上選手のウサイン・ボルトが、100m9秒58世界最高記録を出した際の平均時速は37.6kmで、瞬間最速時速は44.6kmといわれている。この44.6kmの最速値に相当するのがこのランキングで紹介されたデ ータとなっている。
 その中で、トップに立ったのは現在絶好調を維持するレスターのイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディだった。ウェストハムとの一戦で記録したそのスピードは時速35.44km。日本代表FW岡崎慎司と2トップを組み、労を惜しまず90分間走り続ける献身的なストライカーがプレミアトップの数値を記録した。
 さらに驚くべきは、今回のランキングをレスターの選手たちが席巻しているという点だ。2位に入ったのは、ガーナ代表の左サイドバックDFジェフリー・シュラップ(時速35.26km/ボーンマス戦)、3位はアシストを量産している元U-21イングランド代表MFマーク・オルブライトン(時速35km/ボーンマス戦)、さらに4位には再びヴァーディ(時速34.95km/ボーンマス戦)、8位にはジャマ イカ代表のセンターバックDFウェズ・モーガン(時速34.76kmボーンマス戦)がもランクインしている。
 
 イングランド・プレミアリーグでプレーするスピードスターといえば、テオ・ウォルコット(アーセナル)やラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)、エクトル・ベジェリン(アーセナル)などの選手を想像したファンも多いはずだ。しかし、瞬間的なスピードという点で見ると、そうした予想とは大きく違った結果があらわとなった。

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