モウリーニョの意地 リーグ絶不調も毅然「誰も我々のトロフィー奪えない」

髪の毛バッサリ切り、心機一転図る

  チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督はリーグ開幕5試合で3敗を喫するスロースタートぶりに困惑する一方、「われわれはイングランド王者。なぜトラブルになる必要がある?」と自信ものぞかせている。
  今季のUEFAチャンピオンズリーグの開幕節、マッカビ・テルアビブ戦に向けた前日会見に臨んだモウリーニョ監督。プレミアリーグ第5節のエバートン戦では相手サポーターから「お前は明日の朝にはクビになっている!」とチャントを浴びせられ、自信喪失の様子だった。この日も目の下に深いクマを刻んでいたが、髪を短く刈りそろえて、何とか気持ちを切り替えているようだ。
「今抱えている問題はただ一つ。いい結果が残せていないということだけ。満足できる状況ではないが、我々は自分たちが誰かということをよく分かっている。誰もわれわれのトロフィーを奪うことはできない。イングランド王者がなぜトラブルになる必要がある?」
 モウリーニョ監督はこれまで、チェルシー以外にもポルト、インテル、レアル・マドリードと複数クラブでチームをタイトルに導いてきた。だからこそ負けが続く現状については「ハッピーではない。我々は負けることに慣れていないんだ」と常に勝利を得てきた名将だからこその発言も飛びだした。
 再起をかける重要なミッドウィークの試合で、モウリーニョ監督は選手の入れ替えも示唆している。週末にはアーセナルとの大一番も控えている。イスラエルの難敵相手の一戦で王者の威信を取り戻すことが出来るだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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