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「日本とは対照的」 韓国代表に母国メディア警鐘、アジア杯へ「自惚れを排除しなければ」
1960年大会以来優勝から遠ざかる韓国、母国メディアが代表チームについて言及
森保一監督率いる日本代表は、来年1月にUAEで開催されるアジアカップで2大会ぶりの優勝を狙う。そんな森保ジャパンを警戒している韓国だが、母国メディアは「韓国サッカーがアジアで1位ではない理由」を特集。「アジアを制している日本とは対照的」と分析している。
今夏のロシア・ワールドカップ(W杯)でグループリーグ敗退に終わった韓国は、パウロ・ベント新監督の下で新たな船出を飾った。9月から11月までの親善試合6試合で3勝3分の無敗、13得点4失点と上々の結果を残している。強豪チリに0-0と引き分け、ウルグアイに2-1と勝利。中米のコスタリカ(2-0)やパナマ(2-2)に加え、アジア勢のオーストラリア(1-1)やウズベキスタン(4-0)とも対戦した。
韓国代表のアジアカップ優勝へ、国内で期待感が膨らんでいるなか、スポーツ・経済専門紙「韓国スポーツ経済」は警鐘を鳴らしている。「韓国サッカーがアジアで1位ではない理由」という特集を組み、「まずは自惚れを排除しなければならない」という論調で伝えた。
その理由は明快だ。「“アジアの虎”(韓国代表の愛称)という言葉が恥ずかしくなる。韓国は1956年と1960年大会以来優勝がない」と指摘。過去、アジア最強国を決める大会で56年と60年大会で連覇を果たすも、長らくアジアの覇者から遠ざかっている事実について触れた。近年の成績に目を向けると、2015年大会の準優勝が最高で、3位が3度(2000年、2007年、2011年)となっている。
記事では「アジアカップで失敗している最大の原因は内部にある。選手のネームバリューはあってもチームとしての組織力が不十分で、対戦相手よりも準備が劣っていた」と言及。その一方、現在のベント体制について「ソン・フンミンをはじめ、若手を含めて上手く調和しており、着実に成長を遂げている」と一定の評価を与えたが、「しかし、油断は禁物だ」と釘を刺す。