ミラン指揮官のまな弟子が契約延長へ クラブ戦略や本田去就に影響か

小さなバラックと呼ばれた実力者

 ACミランが今夏の移籍市場で獲得のオファーを出したサンプドリアのイタリア代表MFロベルト・ソリアーノは、近日中に契約延長のサインする方針を明らかにしている。地元衛星放送局「スカイ・イタリア」が報じている。
 「契約延長? ここ数日様子を見なければいけないけれど、今は合意に達しようとしているところだ。ともに前進できれば幸せだし、お互い理解もできている」
 バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育ち、ドイツ代表のレジェンドになぞらえて「小さなバラック」とも呼ばれたソリアーノは、今夏の移籍市場終盤にミランが本気で狙った逸材だった。昨季サンプを率いたシニシャ・ミハイロビッチ監督が、トップ下を強化するために首脳陣に獲得を進言。獲得交渉を進めたが、サンプの要求額をミラン側が払えなかった。ナポリも獲得に出たが、ソリアーノは「ミランのみ」とミハイロビッチ監督との絆から移籍先をミランと限定していた。
 セルビア人指揮官の恋人が契約延長に応じることで、ミランにとっては獲得に必要な移籍金が高騰する可能性もある。14日のボローニャ戦で今季初ゴールを決めたソリアーノの契約問題は、ミランの補強戦略に加えて本田の去就に大きな影響を与えるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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