翼の折れたエース 旋風を起こした古巣スウォンジーでの再出発

スターダムから転落したミチュ

 プレミアに突如現れた新星は、その輝きをわずか数年で失ってしまった。だが、スウォンジー・シティのヒュー・ジェンキンス会長は、セリエAのナポリから今季レンタルバックで復帰した元スペイン代表FWミチュの復活への手助けを約束したと、英国営放送「BBC」が報じている。
 ミチュは2012年にスペインのラージョ・バジェカーノからスウォンジーに移籍。すると、プレミアリーグ移籍1年目からその存在感をいかんなく発揮。18ゴールを決めて、得点ランク5位に入った。13年10月には、スペイン代表デビューも果たしていた。
 こうした活躍でビッグクラ ブの注目の的となったミチュだが、2年目は足首のけがに苦しみ、シーズンの大半を棒に振った。昨季は期限付き移籍でナポリに活躍の場を求めたが、信頼を勝ち取ることができず、わずか3試合の出場にとどまった。
 今季から再びスウォンジーのユニホームに袖を通したが、ここまでベンチ入りすらできていない状況が続いている。
 渡英後、たった1年でスターダムへの階段を駆け上がったエースは数年後、ピッチからその姿を消してしまった。

 

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