シュナイデルランが宿敵として再会する友に宣戦布告 「削ることもためらわない」

赤い悪魔に忠誠を誓った男

 マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間の12日、今季最初のビッグマッチともいえるリバプールとの伝統の一戦を控えている。今夏ユナイテッド移籍を果たしたモルガン・シュナイデルランは、サウサンプトン時代の旧友が複数在籍するリバプールとの対戦に向けて「一度ピッチに立てば友情は関係ない」と勝負に徹する強い意志を明かした。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じている。
 
 シュナイデルランは今夏、7年間プレーしたサウサンプトンを離れ、ユナイテッドへの移籍を決断。一方のリバプールには一昨季までサウサンプトンでプレーして いたイングランド代表MFアダム・ララーナと、クロアチア代表DFデヤン・ロブレンが所属する。ユナイテッドの本拠地オールド・トラッフォードで再会する彼らとは、今でも連絡を取り合う仲の良い友人だという。だが、宿敵同士が激突する大一番では激しい戦いが予想される。25歳のフランス代表MFは、これを歓迎した。
 
「ピッチの上では、僕らは友達ではない。僕らは自分たちのカラーのために戦うんだ。つらいことだが、それが人生というもの。僕はチームメートと共にタイトルを目指して戦う。もし、彼らにタックルを仕掛けて、削らなければならないとしても、それがチームのためならためらわないよ」
 サウサンプトンでプレーしていた昨季からUEFAチャンピオンズリーグという大舞台への憧れ を口にしていたシュナイデルラン。ユナイテッド移籍でその念願がかなった。「このようなビッグクラブでのプレーは僕の夢だったんだ。移籍が実現してハッピーだよ」と、世界屈指の名門として知られる“赤い悪魔”への忠誠を心から誓っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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