レスター指揮官、ベンチ入りメンバー増を懇願 「若手育成にもいい機会」

セリエAは23人なのに…

 レスターのクラウディオ・ラニエリ監督がプレミアリーグのベンチ入りメンバーが18選手に定められているルールに疑問を呈した。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 イタリア・セリエAではベンチ入りメンバーが23人と定められており、先発11人に加え、交代選手を12人の中から選出することができる。イタリア人指揮官はそれに比べ、控え要因が7人に限られるプレミアリーグの状況は、若い選手の成長のためにはよくないと疑問を投げかけた。そして、少なくとも22人まで増やしてほしいと訴えている。
 
「このリーグの戦いは長い。リーグ以外にもた くさんの試合がある。なぜ(控えが)11人ではないのか。セリエAでは、すでにそうなっているのに、なぜイングランドではそうならないんだ? 若い選手にとってもいい機会になるはずだ」
 今季から日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは、開幕から4試合を2勝2分と無敗のまま絶好調を維持している。スイス代表MFギョクハン・インラーやアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ、イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディらの代表戦士に加え、ラニエリは有望な若手選手も多く抱えていると、現状の戦力に自信を見せている。それだけに試合に参加できるメンバーが18人と少ないことに不満なようだ。
「なぜリーグへの登録メンバーは25人なのに、試合では18人なんだ。私の意見では、22人がベターだ」
 “修理屋”の異名を持つラニエリ監督。母国イタリアや、スペイン、フランスなど世界各国を渡り歩いてきた指揮官は、ウィンターブレークがなく日程の厳しいイングランドサッカーの状況も鑑みて、異議を唱えている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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