ヘタフェ監督、先制点に絡んだMF柴崎に興味深い評価 「彼は向上している最中だ」
レアル・ソシエダ戦に開幕戦以来の先発を果たした柴崎、巧みな抜け出しから先制点の起点に
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳は現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第15節レアル・ソシエダ戦に先発出場し、先制ゴールの起点となるフリーランとシュートを放つなど奮闘した。現地紙などの評価はそれほどまでに高まらなかった一方、起用に踏み切ったペペ・ボルダラス監督の柴崎評が興味深いものとなっている。
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柴崎はリーグ戦では開幕戦のレアル・マドリード戦以来の先発を果たした。4-4-2の左サイドでキックオフの笛を聞くと、前半3分、自陣からのロングカウンターに対して、スペイン人FWホルヘ・モリーナのスルーパスを柴崎が長い距離をスプリントする。
最終ラインの裏を取った柴崎のシュートは飛び出してきた相手GKに防がれたものの、こぼれたボールが再びモリーナの元へ。モリーナは技巧的なループシュートでヘタフェが開始早々に先制点を奪った。
ゴールに絡んだ柴崎はその後もボールを受けようと必死にプレーしたが、支配率が30%にも満たないヘタフェの中でなかなかチャンスメイクできず、後半23分にMFポルティージョと交代。現地紙「マルカ」の採点では1つ星(最高評価3つ星)にとどまった。同紙によると会見でボルダラス監督は柴崎について触れている。
「彼はとても頑張ってくれたし、向上している最中だ。パフォーマンスとしては良かったが、戦術的な判断がそこにはあった。彼は長期間試合に絡めていなかった選手ながら、チームと好連係を見せてくれたことを幸せに思うよ」