スペシャル・ワンへの試練 守護神の長期離脱でチェルシーに最大の危機

クルトワが最短でも2ヶ月離脱へ

 チェルシーのGKティボ・クルトワが膝の負により少なくとも2ヶ月の戦線離脱を余儀なくされたことを英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 チェルシーのドクターは現在、状態の見極めに取り組んでいるものの、膝の腫れが引かないことから、正確な診断には至っていない。しかし、長期の離脱は避けられないもようだ。
 クルトワは開幕節スウォンジー・シティ戦で後半序盤に退場処分を命じられ、第2節マンチェスター・シティ戦では今夏ストーク・シティから獲得したGKアスミル・ベコビッチが出場していたものの、0-3と優勝を争うライバルに大敗を喫していた。
 開幕4試合でわずか1勝に留まっている昨季王者。守護神の離脱は、ジョゼ・モウリーニョ監督にとって頭を抱える痛手となりそうだ。
 開幕直後には、ケガ人の治療のためにピッチに走り込んだエバ・カルネイロ女医に対して暴言を吐き、さらにトップチーム帯同スタッフから外したことでチーム内だけでなく医療界からも大きなバッシングを受けた。チーム成績も振るわないスタートを切っている。数多のトロフィーを掲げてきたスペシャル・ワンにとって、今季は監督人生最大の試練のシーズンとなるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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