ユナイテッドに内紛発生!? ベテラン選手たちがファン・ハール監督の指導法に抗議か

選手たちは練習方針が悪影響と考え内紛

 マンチェスター・ユナイテッドで複数のベテランの選手がルイス・ファン・ハール監督の指導法に対して抗議する内紛状態に陥っていたと、英地元紙「ザ・タイムズ」が報じている。
 規律と戦術面の遵守に厳格なオランダ人指揮官は、自分の哲学にそぐわない選手を起用しないほどに徹底しているが、ベテランの複数選手はファン・ハール監督が練習で命じる戦術に「創造性と柔軟性が欠けている」と主張。このオランダ人指揮官の練習方針が、選手のパフォーマンスに悪影響を与えていると選手は考え、攻撃面での自由を求めたという。すでに内紛は数週間に発生し、ロッカールームでは会議が行われているという。
 GKについても、レアル・マドリードとの移籍交渉に発展したスペイン代表ダビド・デヘアをベンチ外にする措置を取ったほか、ビクトール・バルデスについては昨季にU-21チームでのプレーを指令。その指示に従わなかったとして、トップチームのロッカールームから居場所をなくし、クラブハウスで食事を共にすることも禁じたとされている。バルデスは自身のSNSにU-21チームのロッカールームに自身がいる写真を掲載し、「敬意?」というタイトルでアップロード。物議をかもしていた。
 ファン・ハール監督就任1年目に欧州チャンピオンズリーグ出場権を確保できる4位に入ったユナイテッドは、今季開幕4試合で勝ち点7として5位につけている。2年連続で大型補強を敢行し、更なる躍進が期待されるところだったが、名門は激震を迎えている様子だ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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