MLS代表理事が明言 「ジェラードはリバプールに戻らない」
ベッカム、アンリの再現はならず
LAギャラクシーのMFスティーブン・ジェラードのリバプール凱旋(がいせん)は実現しないようだ。メジャー・リーグ・サッカー(MLS)代表理事のドン・ガーバー氏が、同選手の期限付き移籍を否定していると、英地元紙「テレグラフ」が報じた。
ジェラードは昨季終了後、下部組織時代から在籍したリバプールを去り、LAギャラクシーへと加入した。
かつてMLSに参戦したスター選手たちは、シーズンオフ期間を利用して期限付き移籍でプレーした実例がある。2009年に当時LAギャラクシーに在籍していたデイビット・ベッカム氏がACミランへ、2012年に当時ニューヨー ク・レッドブルズに在籍していたティエリ・アンリ氏がアーセナルへ期限付き移籍したことから、ジェラードのリバプール復帰を期待する声も高まっていた。
しかし、ガーバー氏はジェラードのリバプール復帰について、「レンタル移籍をさせる予定はない。そして、本人からもそのような要望は受けていない」と真っ向から否定した。
ジェラードは、自身の「インスタグラム」や「フェイスブック」で、家族と共にビーチやディズニーランドで過ごす写真などを投稿しており、「今、人生で最も父親らしいことをできている」と、アメリカ生活の充実ぶりを明かしていた。
リバプールでは英雄であるが故に、レストランやショッピングに行くことすらままならなかったというジェラード。ア メリカという遠方の地で、アンフィールドのレジェンドという肩書きから解き放たれることを望んでいるのかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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