熱き師弟関係 レアルの至宝の尻をモウリーニョが蹴り上げた理由とは

フランス代表DFヴァラン「彼はいつも直接的で的確だ」

  レアル・マドリードのフランス代表DFラファエル・ヴァランが現在チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ元監督から受けた熱血指導を振り返った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
 ヴァランは2011年にRCランスからレアルに加入。モウリーニョ監督の下、飛躍的な成長を遂げ、白い巨人の未来を担う逸材としてその評価を高めた。
 モウリーニョ監督がマドリードを去った後も、不可欠な存在となっているヴァランだが、恩師との記憶は今でも忘れられない様子だ。
「マドリードでの2年目の時、練習中にモウリーニョが僕の尻に蹴りを入れたんだ。彼は言った。『なぜ練習から走り込まない?』とね。僕は確かにその時期、良くなかった。ピッチ外で自分自身を管理できていなかった。だから、そう言われた時は「ああ…わかったよ…」と小声で返すしかなかった。
 でも、モウリーニョが正しいことはわかっていた。僕はもっと努力をしなければいけなかった。彼は多くを話さない。いつも直接的で的確だ。彼は、僕の成長のために意見してくれていたんだ」
 ヴァランは今季、先発として出場機会を得ており、ラファエル・ベニテス新監督の信頼を勝ち取っている。フランス代表でも才能を発揮する若者を、原石から至宝に磨き始めた人物こそ、他でもないスペシャル・ワンであるようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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