低迷ビジャレアル、柴崎岳に興味? 今冬の獲得候補の一人とスペインメディア報道
17位に沈み監督交代、降格危機回避へ冬の移籍市場で“救世主”を求めるか
ヘタフェの日本代表MF柴崎岳はアジアカップのメンバー23人に選ばれた一方で、所属クラブではペペ・ボルダラス監督の戦術にフィットせず、ここまでリーガ・エスパニョーラ出場がわずか2試合と出番に恵まれていない。しかしスペインメディア「ゴル・デジタル」によると、そんな柴崎を“救世主”として移籍交渉を進めようとしているクラブが現れたのだという。
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柴崎を冬の移籍市場のターゲットとして見据えているのは、ビジャレアル。黄色のユニフォームから「イエローサブマリン」の愛称を持つクラブは小都市ながらUEFAチャンピオンズリーグ(CL)4強進出の経験を持ち、現在も元スペイン代表MFサンティ・カソルラ、コロンビア代表FWカルロス・バッカらを擁する。
しかし昨季リーグ戦で5位の成績を収めながら、混戦模様の今季は振るわず、第15節終了時点で降格圏の18位アスレティック・ビルバオと同じ勝ち点14の17位と苦しんでいる。クラブはハビエル・カジェハ監督を10日に解任し、新指揮官としてルイス・ガルシア・プラサ氏の就任を発表した。そして同メディアは今冬の補強候補が3人いるとして、そのうちの一人として名前が挙がっているのが柴崎だという。
同メディアは柴崎の特徴について、このように記している。
「ヘタフェに所属する日本人フットボーラーは中盤の複数ポジションをほぼ完璧に適応することができ、ロシア・ワールドカップでは“ドブレ・ピボーテ”としてなんの問題もなくプレーすることができていた」
ドブレ・ピボーテとはいわゆる“ダブルボランチ”のことで、ゲームコントロールできるタイプで、なおかつトップ下やサイドでも起用可能だとしている。ビジャレアルと言えば、クラブ規模は小さいながらも小気味良いパスサッカーが代名詞となっているチームだ。1月のアジアカップの結果次第で合流時期が変わる可能性はあるが、柴崎は心機一転、新天地を選ぶことになるのか、それともヘタフェ残留なのか。今冬の選択に注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)