香川の新たな相棒へ ドルトムントの新戦力ヤヌザイが躍動

「最高の初日」

 マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに移籍したベルギー代表FMアドナン・ヤヌザイは、8日のブンデスリーガ2部4位のザンクトパウリとの親善試合で新天地デビューを果たした。すさまじい足技から移籍後初ゴールを決める活躍を見せ、クラブの公式サイトが「ヤヌザイにとって最高の初日」と絶賛している。
 新鋭は、今夏の移籍市場の最終局面で1年間の期限付き移籍でドルトムントに加入した。3トップの1角で先発すると、前半20分にその才能の一端を披露した。MFカストロからパスを受けたヤヌザイは左足でいったんボールを素早く引き、マーカーをかわすと左足を強振。強烈な シュートはDFに当たり、コースを変えてゴール右に吸い込まれた。
 日本代表FW香川真司ら各国の予選に参加している代表組14人を欠く中、ヤヌザイは後半19分にセーラと交代でピッチを去るまで上々のパフォーマンスで2-1の勝利に貢献した。
ユナイテッド時代はデイビッド・モイーズ前監督に重宝され、香川とポジションを争った。再び定位置を争うライバルとなるかに思えたが、ここにきてドイツ代表MFマルコス・ロイスが左足親指のつま先骨折で離脱が決まった。その穴埋めを埋め、香川の新たな相棒となる可能性も出てきた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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