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ザックが語る今季のミラノダービー ミランのキーマンはまさかのあの悪童!?
インテルの鍵を握るのはヨベティッチ
元日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督がACミランの今季躍進のキーマンにあの悪童の名前を挙げた。イタリア誌「グエリン・スポルティーボ」で語った。
ミランとインテルは、12日にミラノダービーの大一番を控えている。今季欧州のカップ戦出場権を失った両軍は100億円以上の補強費を投じ、チームを久々に強化した。そして、第3節目で早くも直接対決を迎えることになった。かつて両名門の指揮を執ったことのあるザックは「互角の勝負だ。今季は、両軍ともに進化の途中にある。全体的にはミランよりもインテルの方が少しクオリティーが高 く、完璧なチームだと感じている」と語った。
インテル有利とした指揮官は、今季マンチェスター・シティから加入したモンテネグロ代表FWステヴァン・ヨベティッチをキーマンに挙げた。
「もしも安定したプレーができるのなら、ヨベティッチはインテルにとって間違いなく重要な選手になれる。一方、ミランには均衡を保つことができる選手が見当たらない」
一方、ミランにとって今季躍進の鍵を握る選手はバロテッリだという。ザックはこう力説した。
「マリオ・バロテッリを期限付き移籍で復帰させたけれど、コストゼロだ。そして重要なクオリティーを持っている。ミランは彼にチャンスを与えるべきだ。もしも、活躍できなければ、ベンチに置けばいい。私はこの移籍に関して は完全に共感できる。アドリアーノ・ガッリアーニは経験を示した。もしも、うまくいかなくてもコストはかかっていない。もしも、この補強が機能すればミランはジャックポッドを当てたことになる」
移籍時にピッチ外のトラブルを避けるためにミランはさまざまな制約を設けた。だが、悪童は早くもスピード違反で検挙されてしまった。しかし、ザックは、ポテンシャル抜群の問題児が、ミラン復活の切り札になると見ている。ミランは、大当たりを手にすることができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images