これが日本の10番だ! 香川が圧巻2発で代表歴代得点9位タイに

鮮烈な3年332日ぶりの代表マルチ弾

 日本代表MF香川真司は8日、2018年ロシアワールドカップのアジア2次予選第3戦アフガニスタン戦で日本代表のエースナンバー「10」に見合う活躍を披露し、その実力を証明した。先制点のミドルシュートを含む2得点で、6-0の勝利に大きく貢献した。
 
 これで今予選3試合で3得点となった。ただし、3日のW杯予選第2戦のカンボジア戦では、武藤嘉紀(マインツ)のクロスから無人のゴールへ流しこむだけの絶好機を外すという痛恨のミスを犯していた。所属のドルトムントで好調を維持しながら、代表では本来の輝きを放てずに苦悩していた。その10番が、まさに汚名返上の活躍を見せた。
 前半10分に決めた先制点は強烈な一撃だった。エリア外からの強烈なミドルシュートが、アフガニスタンGKの手をかすめてゴール左隅に決まった。「思い切って打ったんですけど、入って良かったです」
 今予選の初戦シンガポール戦(0-0)と、カンボジア戦では圧倒的に攻め込みながら得点が奪えず。停滞の時間が続いたが、この日は豪快なミドルで専守防衛のアフガニスタンの牙城をこじ開けた。
 先制点のあとも、その勢いは止まらなかった。後半5分の追加点はらしさ満点だった。本田(ACミラン)、原口(ヘルタ)との細かいパス交換からエリア内へと侵入。ゴール左から左足でサイドネットを射抜く正確なシュートを決めて、この試合2点目を決めた。「うまくこぼれてきて、冷静に決めることができた」と香川は振り返った。代表での1試合2得点は11年10月11日のブラジルW杯アジア3次予選のタジキスタン戦以来、実に3年332日ぶり。自身4度目となる代表マルチ弾となった。

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