セリエAの年俸最高額選手は? イタリア20クラブの年俸総額ランキングも発表

人件費に見る復活の兆し

 ローマ一筋を貫くイタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシは今季年俸が650万ユーロ(約8億600万円)で、セリエA全体のトップに立ったという。伊地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が、今季のセリエAの給与事情についての調査結果を発表した。
 デ・ロッシ以下は、ナポリのアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインの550万ユーロ(約7億2600万円)、ユベントスのMFポール・ポグバが450万ユーロ(約5億9500万円)で続いている。
 また、今回の調査によると、2015-16シーズンのセリエA・20クラブの給与総額は8億8200万ユーロ(約1164億円)に上ると発表された。インテ ルやミランなどによる大型補強が影響してか、昨季に比べ3300万ユーロ(約43億6000万円)増となった。
 チーム別に見ると、ユベントスの総額1億2400万ユーロ(約163億7000万円)が20チーム中トップ。2位はローマの1億1300万ユーロ(約150億円)、3位ミランの1億100万ユーロ(約133億3000万円)となっている。昨季との比較で最も年俸総額が増えたのはインテル。2400万ユーロ(約31億7000万円)増で、計9400万ユーロ(約124億円)となっている。
 八百長問題など暗い話題が多く、近年凋落(ちょうらく)が著しかったセリエA。しかし、昨季はユベントスがUEFAチャンピオンズリーグで決勝に進出するなど、明るい話題を提供した。各クラブが積極補強を行い、特に上位クラブは高年俸のタレントを多く抱えることと なった。

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