エスパニョールのレジェンドが37歳でキャリアに幕引き
日本人選手とも共演したFWタムード「文句のつけようもないよ」
元スペイン代表でエスパニョールなどで活躍したFWラウル・タムードが現役引退を発表した。37歳のストライカーは生まれ故郷カタロニアのセグンダB(3部相当)のサバデルで2シーズンプレーしていた。
スペイン地元紙「マルカ」はエスパニョールの伝説的ストライカーの現役引退の公開書簡を紹介している。
「いつも現役引退発表は難しいものになるだろうといつも悩んでいたが、ようやくわかった。すごく特別な気持ちだ。この瞬間は誰にもやってくるが、この競技を最高に楽しんだから、文句はつけようもないよ。私を導いてくれた全ての監督に感謝したい。全ての同僚にも感謝したい。とてもユニークで忘れられない瞬間を彼らと共有できた」
タムードはこう語った。エスパニョールでは387試合出場で140得点を記録した。代表としては13試合出場し、5得点という成績を残していた。昨季はサバデルで膝の故障の影響でシーズンの大半を離脱していた。
タムードはエスパニョールで元日本代表FW西澤明訓、横浜M中村俊輔とプレーした経験がある。サバデルではMF田邊草民とチームメートになるなど、日本人選手とも縁が深かった。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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