白い巨人が難民支援に名乗り レアルが社会貢献として1億円以上を寄付
バイエルンやセルティックも支援
レアル・マドリードがヨーロッパ各国を騒然とさせている難民問題の解決に向けて動き出した。“白い巨人”の愛称を持つ名門は、スペインで受け入れる難民の支援のため100万ユーロ(約1億3200万円)の寄付を行うと、公式ウェブサイトを通じて発表した。
英地元紙「ガーディアン」によれば、すでにドイツのバイエルン・ミュンヘンやスコットランドの強豪セルティックもこの難民問題に対して支援を行うと発表している。レアルも彼らに続く形で、支援に乗り出した。公式サイトで発表された声明では、支援を行う理由を「社会貢献への責任感に従い、クラブは戦争や死から逃れるために自分たちの住居から離れざるを得なかった人たちを支援するため、このことを決定した」としている。
クラブのフロレンティーノ・ペレス会長はスペインのマリアーノ・ラホイ首相と電話で会談を行い、意見を交換。難民支援を直接申し出たという。世界最高のサッカークラブ、レアル・マドリードの影響力はサッカー界にとどまらず、欧州各国で社会問題となっている難民の救済に向けて動き始めた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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