ユベントス監督、主軸C・ロナウドの“因縁のPK”に言及 「我々に許されるためには…」
アッレグリ監督は昨季CL準々決勝でユーベを敗退に追いやったロナウドに“PK絶対命令”
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間1日のセリエA第14節フィオレンティーナ戦でPKによるゴールを決め、早くも二桁のシーズン10得点に到達。得点ランキングもトップタイに躍り出た。マッシミリアーノ・アッレグリ監督はエースについて、PKを「必ず成功させなければならない」と語ったという。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」が伝えている。
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ロナウドは2-0とリードして迎えた後半34分、相手のハンドで得たPKをロナウドがゴール左上へ豪快に蹴り込み、チームにダメ押し3点目をもたらした。
ロナウドのPKと言えば、ユベントスには苦い思い出がある。昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第2戦、ユベントスはロナウド擁するレアル・マドリードとの第1戦に0-3と敗れて窮地に追い込まれていたが、起死回生の3点を奪って後半アディショナルタイムに突入。ところが、同7分にロナウドにPKを決められ、2戦合計スコア3-4で敗退を喫した。
アッレグリ監督は記者会見で、「ロナウドのPKをどう思うか?」と聞かれると、ロナウドにとって、昨季CL準々決勝敗退に追い込んだユベントスに許しを受けるための唯一の方法だ、と述べた。
「PKはロナウドが蹴る。あの試合で時速139キロのボールを蹴って、我々からゴールを奪ったんだ。他に誰に蹴らせろって言うんだい? (我々に)許されるために、彼は何をしなければならない。PKを蹴って、必ず成功させなければ」
ロナウドはフィオレンティーナ戦のPK成功で早くもリーグ10得点目に到達。ユベントスの選手でリーグ第14節までに10得点をマークするのは、元ウェールズ代表FWジョン・チャールズ氏(1957-58シーズン)以来のことだ。移籍後はチャンスメークに絡む回数が多いとも言われるが、稀代のゴールハンターが本領を発揮している。