ゴールネットは揺れず 日本が一人少ないギリシャに痛恨のスコアレスドロー 

 初戦を落とした、アルベルト・ザッケローニ監督は、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)を先発から外す決断を下し、大久保嘉人(川崎フロンターレ)をスタメンに据えた。さらに、最終ラインでは第1戦でフル出場した森重真人(FC東京)を今野泰幸(ガンバ大阪)に入れ替えて臨んだ。

 その日本は、立ち上がりからボールを保持して主導権を握った。序盤から大久保、大迫勇也(1860ミュンヘン)らが積極的にシュートを放っていく。一方のギリシャも高い位置でボールを奪い、ショートカウンターから一気にゴールへと迫った。

 互いに持ち味を出し合う展開となったが、前半38分、この試合の分岐点を迎える。セカンドボールの奪い合いになると、長谷部誠(ニュルンベルク)を倒したコンスタンティノス・カツラニス(PAOK)がこの日、二枚目の警告を受けて退場となる。

 数的優位となった日本は後半、長谷部に代えて遠藤保仁(G大阪)を投入し、攻勢を強めた。さらに同12分、大迫を外し、香川を入れて岡崎慎司(マインツ)の1トップに変更する。

 時間の経過とともに、ギリシャの足が止まり始め、日本は立て続けに決定機をつくる。この日、最大のチャンスは後半23分。交代出場した香川が中へと切り込み、右へと展開。サイドを抜け出した内田篤人(シャルケ)が折り返すと、これに反応した大久保が合わせたが、シュートは枠をそれてしまう。さらに、同26分には内田がゴール前でこぼれ球を詰めたが、これも枠を捉えきれない。

 ラストチャンスは後半45分、ゴール左からの直接FKを遠藤が蹴り込むが、これも相手GKに防がれてしまう。刻々と時間が流れ、試合終了の笛が吹かれる。日本は数的有利を生かしきれず、スコアレスドローに終わった。開始から降りしきる雨に、日本の勝利も流れてしまった。

 試合直後、決定機を決めきれなかった大久保は「チャンスを決めておけば、勝てた。もう1試合あるので練習からやっていきたい。自分の力をチームに生かして勝利したかった。すごくもったいない。なさけないし、日本の皆さんに申し訳ない。最後の1試合で挽回したい」とはき出した。

 一方でアルベルト・ザッケローニ監督は「チャンスはつくったが、ゴールに結びつけられなかった。もっとチャンスをつくりたかった。最後に押し込むことができなかった」と唇をかんだ。1次リーグ最終戦コロンビア戦に向けては「プレーし、勝つこと。いつも、われわれがやってきたように」と短いコメントを残した。

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

※ワールドカップ期間中、サッカーマガジンゾーンウェブが記事内で扱うシーンやデータの一部はFIFAワールドカップ?公式動画配信サイト&アプリ『LEGENDS STADIUM』で確認できます。
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