クロップ監督、“劇団”PSGの徹底した倒れ込み戦略に激怒 「本当に反スポーツ的行為」
ネイマールを筆頭に、次々とピッチに倒れ込んで試合を中断するゲーム運びに個人的見解
リバプールのユルゲン・クロップ監督が、現地時間28日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節で対戦したパリ・サンジェルマン(PSG)の選手たちについて、負傷していないにもかかわらずピッチに倒れ込む回数の多さに怒りを示した。英紙「インディペンデント」などが報じている。
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リバプールはPSGの他にナポリとレッドスターが入る混戦グループで、大一番のPSG戦を迎えていた。しかし、先に2点を奪われると前半終了間際に1点を返すのが精一杯で、最後まで同点ゴールを決められずに1-2で敗れた。
最終的にリバプールが6枚のイエローカードを提示された試合だったが、クロップ監督は試合後に怒りを露わにしたという。
「この試合がピッチに倒れ込んだ選手のおかげで中断された回数は尋常ではなかった。かなりの数のPSGの選手、何よりもネイマールだが、彼らは本当に大きな怪我をしたような顔をしてピッチに倒れる。そして、我々からゲームを戦おうという気分を奪うんだ。主審にもできることがある。それはシミュレーションによるイエローカードだ。もし本気で痛がるようにして地面に倒れ、何事もなかったように立ち上がってプレーするならイエローカードを出せばいい。本当に反スポーツ的な行為だ」
クロップ監督は“劇団”とすら称されるブラジル代表FWネイマールを筆頭にしたPSGの倒れ込み戦略に怒り心頭だった。そして「こうした行為は、サッカーのためにネガティブな影響しかない」と話している。
リバプールはこの敗戦でグループ3位(勝ち点6)に落ちた。最終戦でナポリとのホームゲームで勝利しない限り、決勝トーナメント進出の可能性がない状況に追い込まれたが、昨季のファイナリストはこの苦境を脱することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)