「僕に失礼な言葉を…」ネイマールがナポリ戦主審に怒り PSG監督らも判定に不満爆発
敵地でナポリと1-1ドロー、ネイマールは試合後にカイペルス主審を批判
パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間6日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節でナポリと敵地で対戦し、1-1で引き分けた。この試合はオランダ人審判のビョルン・カイペルス氏が裁いたが、その判定にブラジル代表FWネイマールをはじめ、PSGの選手や監督が不満を爆発させている。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。
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PSGは10月24日のCLグループステージ第3節でナポリとホームで対戦し、その時は2-2と引き分けていた。その2週間後に迎えた今回の“第2ラウンド”では、0-0で迎えた前半アディショナルタイム、ネイマールの浮き球スルーパスに反応したフランス代表FWキリアン・ムバッペが左サイドを抜け出し、華麗な切り返しでマーカーを翻弄すると、左足でグラウンダーのクロス。これを走り込んできたスペイン代表DFフアン・ベルナトが倒れ込みながらゴールに押し込み、先制点を奪った。だが、後半17分にナポリにPKを決められ、試合は1-1のドローに終わった。
この結果、PSGの順位は変わらずグループCで3位のまま。同日に首位リバプールが最下位のレッドスターに0-2で敗れたため、勝ち点2差の中に4チームがひしめく大混戦となっているが、PSGは2戦連続ドローにより足踏みが続いている。
そんな状況も影響したのか、試合後のPSGサイドからは主審の判定に対するクレームが続出。ネイマールは試合直後の取材エリアで、「審判が本来は言うべきでないことを僕に言った。失礼な言葉で、なんと言ったのか繰り返したくない。でも、誰か地位の高い人間が対処すべき。あれほど失礼なのは許されない。選手はピッチで審判をリスペクトするよう言われているけど、彼らも同じようにすべきだ」と怒りを爆発させた。
またトーマス・トゥヘル監督やPSG会長、他の選手たちも、主審の判定には納得していない様子だ。トゥヘル監督は「ナポリのゴールはオフサイドだった。その後にも、PKを得るに値するフアン(・ベルナト)へのファウルがあった。これらの判定は非常に受け入れがたいが、仕方がない。我々は少し運が足りなかったんだろう」とコメントしている。