閉幕間際の移籍市場に動き ユベントスが悩めるミラン主将に興味

勝つためにミランに来たが…

 イタリア王者のユベントスは、日本代表FW本田圭佑が所属するACミランでキャプテンを務めるイタリア代表MFのリッカルド・モントリーボに興味を示している。イタリアの移籍情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
 モントリーボは、「ベストメンバーで臨む」と、シニシャ・ミハイロビッチ監督が明言した今季の公式戦初戦のイタリア杯3回戦ペルージャ戦と、リーグ開幕戦のフィオレンティーナ戦の180分間を、ベンチに座ったまま過ごした。2012-13シーズンにフィオレンティーナからミランに移籍する際には「勝つためにミランに行くんだ」と宣言して加 入した。そして、翌シーズンからはキャプテンに就任していたが、その間にリーグ優勝などのタイトルは獲得できず、今季も苦しいスタートになっている。
 一方で、ユベントスは長らくアンカーの位置でゲームメークをしてきたイタリア代表MFアンドレア・ピルロがチームを去り、中盤の構成力の低下が指摘されている。イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオが故障で出遅れたこともあり、リーグ開幕戦のウディネーゼ戦ではシモーネ・パドインがそのポジションを務めていた。その穴埋めに、ミランで苦境に立たされているレジスタ獲得に動いたと報じられている。
 また、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」もユベントスがモントリーボの代理人に対して獲得の意思を示したと報じてい る。また、このままでは次回のイタリア代表メンバー発表時にアントニオ・コンテ監督から招集されないだろうともしている。
 モントリーボは、ミランで主将の重責を担いながら、ピッチでその責任を全うすることができないでいる。移籍市場の最終局面で新天地を目指すことになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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