「欧州スーパーリーグ構想」が再燃か 2021年開幕、16クラブ参戦と暴露サイト伝える

果たして3年後に「ヨーロッパ・スーパーリーグ」が幕を開けるのか【写真:Getty Images】
果たして3年後に「ヨーロッパ・スーパーリーグ」が幕を開けるのか【写真:Getty Images】

水面下でビッグクラブ“積年の夢”が具体化? 実現すればUEFAと決別へ

 長年にわたって噂に上がっては消える流れになっている「ヨーロッパ・スーパーリーグ」構想。ビッグクラブにとって積年の夢とも言える同リーグだが、サッカー界の情報暴露サイト「フットボール・リークス」に寄せられた一つの書類によると、具体的な開幕年を2021年とし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)との決別を視野に入れているのだという。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 このスーパーリーグ構想に賛同を示しているのは、16クラブに及ぶ。レアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、バイエルン、ユベントス、チェルシー、アーセナル、パリ・サンジェルマン、リバプール、ACミランが創設メンバーとなり、それに加えてアトレチコ・マドリード、ドルトムント、マルセイユ、インテル、ローマといったクラブもゲスト扱いで加入の見通しとなっている。

 欧州で存在感を示す各クラブだが、同サイトの書類によると予想以上に構想は具体化しているようだ。大会形式としては二つのグループに分けて開催され、長期的には2部リーグ制も視野に入れているとのことだ。

 スーパーリーグ構想は各国メガクラブがさらに莫大な収入を得るため、現行のUEFAのフォーマットから外れることを目指しているとされる。この大会が実現することになればメガクラブのさらなる巨大化の一方、スーパーリーグに属さない各国クラブとの格差がより一層広がるとの懸念がある。

 もしこのスーパーリーグ構想に参加することになれば、その時点でUEFAとの決別を意味し、CLへの出場権を失うことになる。盛況のヨーロッパサッカーを根底から覆しかねない同リーグは、果たして3年後に幕を開けるのか――。今後の動きが気になるところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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