ペドロ電撃移籍の余波 昨季チェルシー優勝立役者流出か

右ウイングのウィリアンが玉突き退団!? PSG、バイエルン移籍急浮上

 チェルシーのブラジル代表MFウィリアンが今夏の移籍市場で電撃移籍する可能性が急浮上している。英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 昨季プレミアリーグを制したチェルシーだが、今季は開幕2試合で1分1敗とスタートダッシュに失敗。2節のマンチェスター・シティ戦では0-3で大敗するなど、リーグ連覇を目指す王者にとっては危機感の募る船出となっている。

 チェルシーは前線の補強に、マンチェスター・ユナイテッド加入濃厚とされていたバルセロナのFWペドロ・ロドリゲスを、2100万ポンド(約41億円)の移籍金を支払うことで合意。ペドロはチェルシーのクラブハウスでメディカルチェックを行っているという。
 チェルシーは4-2-3-1システムをベースとしていることから、ペドロは右ウィングに入ることが予想される。現在、そのポジションはウィリアンが務めているが、スペイン代表アタッカーの加入に押し出される格好で、放出対象と化したと報じられている。

 バイエルン・ミュンヘンとパリ・サンジェルマンがウィリアン獲得に強い関心を示しており、残り2週間を切っている移籍市場で電撃移籍が成立する可能性もあるという。

 昨季36試合に出場し、チェルシーの4季振りリーグ制覇の立役者の1人となったが、スタートダッシュに失敗したチームの緊急補強の煽りを受け、ロンドンを去ることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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