元ブラジル代表DFカフーが期待 “人気者”C・ロナウドがセリエA復権の起爆剤

(左から)カフー氏、ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
(左から)カフー氏、ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

ユベントスに移籍したロナウドの今季予測 「彼はセリエAで多少苦しむだろう。だが…」

 ACミランやASローマなどでプレーした元ブラジル代表DFカフーは、今夏にスペイン1部レアル・マドリードからイタリア1部ユベントスへ移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが起こす“変化”に期待しているようだ。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じた。

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 マンチェスター・ユナイテッドやレアルでゴールを量産してきたロナウドは、今夏にユベントスへ移籍。新たなクラブとあって最初の3試合こそ結果を出せなかったが、第4節サッスオーロ戦で初ゴールを奪って勝利に貢献した。それ以降は自身の力を発揮し、3試合で1ゴール3アシストとさすがのパフォーマンスを見せている。

 しかし、オリンピックのアンバサダーを務めるカフー氏は「彼はセリエAにさらなる視野を与えるはずだ」と語る一方、5度のバロンドール受賞者であってもスペインやイングランドのように簡単に人生を切り開くことができないと考えているようだ。

「セリエAはチームのコントラストやフィジカルコンタクトの点においてラ・リーガよりはるかに難しいので、彼はセリエAで多少苦しむだろう。だが、C・ロナウドは常にC・ロナウドだ。世界最高の選手であり、セリエAに人気者の力を多少与えてくれるはずだ」

 またキャリアの大半の時間をイタリアで過ごしたカフー氏だが、ここ数年はリーグ力の低下を認めている。

「我々は今よりも格段に優れたセリエAでプレーしていた。私の青春時代は誰もがイタリアでプレーしたいと思っていた。ローマやミラン、ラツィオ、ユベントス、サンプドリア、ナポリなどでね。イタリアでプレーすることに執着心があったよ。だけど残念ながら今は、プレミアリーグやブンデスリーガ、ラ・リーガよりも競争力に劣る。これまでのようなセリエAに戻らなければならないね」

 ロナウドはセリエA復権のための起爆剤となれるのか。カフー氏は希代のゴールマシーンの影響力に期待を寄せているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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