マルセイユ後任監督に英雄ジダン浮上 幼少期大ファンだったクラブで初采配か

フランス史上最高のプレーヤー

 フランス1部のマルセイユは、リーグ開幕戦でカーンに0-1で敗れ、マルセロ・ビエルサ監督が突如として辞任した。クラブは大混乱の中で後任監督の選定に着手している。数人の名前が挙がる中、フランスが生んだ英雄で現在レアル・マドリード・カスティージャの監督を務めている、ジネディーヌ・ジダン氏の名前が挙がっている。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じた。
 マルセイユのヴァンサン・ラブルン会長は、ビッグネームをトップに据えたい意向を持ち、リストアップを進めているという。その筆頭に、ジダン氏の名前があるという。その他の候補としては、昨季までフィオレンティーナを率いていたヴィンツェンツォ・モンテッラ氏や、ナポリやインテルを率いたワルテル・マッツァーリ氏といった2人のイタリア人が挙がっているという。また、過去にマルセイユを率いた経験のあるエリック・ゲレツ氏の名前もリストの中にあるという。
 ジダン氏はアルジェリア移民2世で、マルセイユ郊外で生まれ育った。幼少期はこのマルセイユの大ファンで、同クラブでプレーした元ウルグアイ代表MFエンツォ・フランチェスコリや、元フランス代表FWジャン・ピエール・パパンに憧れていたという。
 現役時代はFIFA最優秀選手賞、バロンドール、ゴールデンボール賞などの個人タイトルに加え、ワールドカップ、ユーロ、トヨタカップ、チャンピオンズリーグなど、世界のサッカー界で主要タイトルをすべて制覇した。フランスが生んだ世界最高のサッカー選手といわれている。
 もしも、ジダン氏がビエルサ氏の後任としてマルセイユの監督に就任すれば、生まれ故郷でトップリーグの監督としてのキャリアをスタートさせることになる。その行方に大きな注目が集まっている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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