闘将シメオネが苦しい胸の内を吐露「この時期はいつもナーバスになるよ」

移籍市場で主力が強奪された過去

 アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネは、毎年8月のこの時期はどうしてもナーバスになってしまうようだ。一昨季のスペイン王者を率いる闘将は、スペイン地元紙「アス」のインタビューで、毎年のように主力選手がチームを去っていく8月のこの時期は「どうしても悩みが多いんだ」と、苦しい心情を吐露した。
 シメオネ監督は2011年にアトレチコの指揮官に就任。就任1年目からチームを欧州ヨーロッパリーグ制覇へと導くと、2013-14シーズンにはリーガ・エスパニョーラで優勝。2005年から続いていたバルセロナとレアル・マドリードの2強によるリーグタイトル支配に終止符を打った。
 しかし、資金力でスペインの2強やプレミアリーグのトップクラブには及ばないこともあり、チームの主力選手が毎年のように移籍してしまう。エースストライカーだったFWラダメル・ファルカオやFWディエゴ・コスタ(共にチェルシー)をはじめ、DFフィリペ・ルイス(今季、1年でチェルシーから復帰)など、リーガ制覇を果たした当時の主力選手が次々と強豪クラブに引き抜かれていった。

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