ファン・ハール、ディ・マリアPSG無断メディカルに激怒 移籍金6億円上積み請求か

移籍金83億円に加え、賠償金請求

 マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアが無断でパリ・サンジェルマン(PSG)のメディカルチェックを受けたことに激怒。移籍金300万ポンド(約5億8000万円)の上積みを要求していると、英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。
 ディ・マリアはPSGの会長の母国カタールのドーハでメディカルチェックを行っており、移籍金4300万ポンド(約83億円)でパリ行きが決定すると伝えられている。ディ・マリアは保有権を持つユナイテッドの許可なくメディカルチェックを受けたとして、ファン・ハール監督が激怒。オランダ人指揮官はPSGに対し、新たに300万ポンド(5億8000万円)を上乗せで支払うよう要求しているという。
 ディ・マリアはチリで行われた南米選手権で準優勝後、母国アルゼンチンで休暇を取っていた。7月25日にアメリカで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップのバルセロナ戦でユナイテッドと合流する予定だったが、PSG移籍を急転決断。メディカルチェックを受けるためカタールに渡っていた。
 英国史上最高額となる5970万ポンド(約115億円)でユナイテッドに加入したディ・マリア。大きな期待を背負ったが、1年目のパフォーマンスは不満が残るものだった。ユナイテッドはディ・マリアに関するディールで一年間で32億円を損する寸前だったが、PSG側は勇み足でオランダ人指揮官の逆鱗に触れた。これで6億円を取り返せるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング