日本代表正GKに名乗り! 26歳シュミット、W杯に刺激「良くも悪くもGKが注目された」

代表初招集となったベガルタ仙台のGKシュミット・ダニエル【写真:Getty Images】
代表初招集となったベガルタ仙台のGKシュミット・ダニエル【写真:Getty Images】

初招集で台頭が期待されるシュミット、197センチの長身を生かしたセーブが魅力

 新生・日本代表が3日から札幌市内で合宿をスタートさせ、7日のキリンチャレンジカップ・チリ戦(札幌ドーム/19時)、11日の同コスタリカ戦(パナソニックスタジアム吹田/19時20分)に向けてトレーニングを行っている。そのなかで台頭が期待される一人が、代表初招集となったベガルタ仙台のGKシュミット・ダニエルだ。

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 アメリカ人の父を持ち、仙台育ちの26歳は東北学院高、中央大を経て2014年に地元ベガルタ仙台に加入。同年4月にJ2ロアッソ熊本へ期限付き移籍し、同月のJ2第9節V・ファーレン長崎戦ですぐさまJリーグデビューを飾った。一度仙台に戻った後、熊本や松本山雅FCなどで主力としてプレーし急成長。17年に古巣の仙台に再び呼び戻されて以降、正GKとして君臨しているが、怪我の多さが玉に瑕で本人も自覚している。

「怪我で去年も今年も全然試合に出られなかった。そんななかで、なんとか(代表選出は)有言実行の形になったけど、描いていた形でそうなったとは思っていない」

 今季も5月に右ハムストリングスの肉離れで戦線離脱を余儀なくされたが、第20節以降は仙台で6試合連続フル出場を飾り、チームも今季初の3連勝を含む4勝2敗と調子を上げている。197センチの長身を生かしたセービングが魅力だが、ロシア・ワールドカップ(W杯)に大きな刺激を受けたという。

「良くも悪くもGKが注目された大会だと思う。世界基準がこれぐらいだというのを、サッカーをやっていない人もある程度、認識した大会だと思う」

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