レアル監督が火消し役に 妻の仕掛けたモウリーニョとの勝ち目なき舌戦

飛び火防止に「サッカーのことだけを話す」

 レアル・マドリードのラファエル・ベニテス監督は、中国・上海でのインターナショナル・チャンピオンズカップのACミラン戦に向けた記者会見に出席した。そこで、舌戦にかけては比類なき強さを見せるチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督とのピッチ外の対決に応じない姿勢を見せた。
 事の発端は、ベニテス監督のモンセラット・セアラ夫人がスペイン紙に対して「私たちは彼がめちゃくちゃにしたチームの片付けをしている」と発言。かつて昨季限りで解任された名将カルロ・アンチェロッティ前監督の前に、レアルの指揮を執っていた前任者を“口撃”したのだ。
 
 スペシャル・ワンはすかさず、「彼女はもう少し、私のことについてよく考えてから話すべきだし、自分のために時間を使うべきだ。もし、彼女が夫の食事に気をつかっていれば、私のことを話す時間はないはずだ」と反論。むっちりボディのベニテス監督を鋭く傷つけていた。
 ベニテス監督は一連のやりとりに対し、「モウリーニョ? 私はレアル・マドリーの監督であり、私はサッカーを愛しているし、サッカーのことを話す。サッカーのことだけだ。我々はミランとの戦いでここにいる。現在と未来のことだけ話したいね」と取り合わなかった。

 

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