吉田大ピンチ! サウサンプトン、191センチの英代表大型DF獲得

QPRから1年間のレンタル移籍でコールカー獲得発表

 サウサンプトンはチャンピオンシップ(英2部)に降格したQPRから、イングランド代表DFスティーブン・コールカーを1年間の期限付き移籍で獲得したと発表した。背番号は「26」に決定した。
 コールカーは現在23歳で、191センチと長身を誇るセンターバック。トットナムの下部組織出身で、これまでにトットナム、スウォンジー、カーディフなどでプレー。昨季QPRに移籍したが、チームはプレミアリーグから陥落してしまった。
 代表ではU-19、21と世代別でイングランド代表を歴任。2012年のロンドン五輪には、チームGB(イギリス代表)の一員として出場。また、五輪後の2012年11月のスウェーデン戦でイングランドA代表デビューを果たし、ゴールも決めている。
 コールカーはサウサンプトンの公式サイトを通じ、移籍の喜びを語っている。昨季リーグ戦7位となった新天地については「野心を持ったクラブ。このチームの一員になれるということは、素晴らしい。自分の実力を証明するチャンスだ」と気持ちを新たにしている。
 サウサンプトンは昨季の主力メンバーからベルギー代表DFアルデルバイレルトがトットナムに移籍。ルーマニア代表DFガルドシュがプレシーズンマッチで全治6ヶ月という重傷を負ったことでセンターバックの駒不足が顕著となっており、補強が急務となっていた。
 現在、レギュラークラスのCBは主将のポルトガル代表フォンテ、日本代表の吉田麻也のみとなっており、ロナルド・クーマン監督もセンターバックで2、3選手の補強を示唆していた。 CB補強の第一弾となったコールカーはまだ若く、代表経験を持つ。吉田の定位置確保を脅かす強力なライバル出現となる。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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