中国に負けず中東も大物獲得 ムンタリがサウジアラビア強豪に移籍
ACL優勝2度のアル・イテハドと2年契約契約
日本代表FW本田圭佑の所属するACミランを退団したガーナ代表MFサリー・ムンタリがサウジアラビアのアル・イテハドと契約したことが公式に発表された。契約期間は2年間で年俸は700万ユーロ(約9億5000万円)になるという。
イタリアを中心にキャリアを積んできたムンタリは、現在30歳。インテル時代にはスクデット獲得や欧州チャンピオンズリーグ制覇も経験している。ガーナ代表としても、2006年ドイツ大会から3大会連続でワールドカップメンバーに入るなど、コンスタントに活躍してきた。
アル・イテハドは2度に渡ってACL制覇をしているサウジの名門だが、近年は優勝から遠ざかり、今年3月に開幕したACLへの出場権も逃していた。08-09シーズン以来のリーグ優勝への切り札として、ムンタリに白羽の矢を立てた。
カードの多さこそ目立つが、高い身体能力を生かしたプレーや強烈なミドルシュートはワールドクラス。アジアでは中国のクラブが欧州のビッグネームをかき集め、リーグのレベルを一気に上げているが、オイルマネーで潤う中東のクラブも負けずに積極補強を見せている。ムンタリは砂漠の地でどんなプレーを見せてくれるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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