ペップ、古巣バルサから19歳のカンテラ出身の逸材引き抜きへ

有望株獲得か

 バイエルン・ミュンヘンのペップことジョゼップ・グアルディオラ監督が、古巣バルセロナからカンテラ(下部組織)出身選手の引き抜きを画策していると、スペイン地元紙「スポルト」が報じている。
 スペインラジオ局「RAC 1」によれば、ペップが現在、バルサBでプレーする19歳のアダマ・トラオレに関心を示しているという。スペイン人と、マリ人の両親を持つトラオレは、現在U-19スペイン代表として活躍。スピードあるドリブルが武器のサイドアタッカーだ。すでに、このカリスマ指揮官は、ドイツ移籍を説得するため、トラオレと話す機会を持ったとも伝えられている。
 グアルディオラ監督は、2013年にバイエルンの指揮官に就任した際、古巣からまな弟子チアゴ・アルカンタラを獲得。それに続き、再び古巣から逸材の獲得に動きだすようだ。
 2013年に17歳の若さでリーガ・エスパニョーラデビューを果たしたトラオレ。昨季はリーガでの出場機会はなかったが、国王杯で2試合に出場してトップチームでの初ゴールも 記録した。その移籍金は1500万ユーロ(約20億円)とも伝えられているが、その潜在能力の高さを考えればバーゲン価格での取引になるだろうとの予測もある。
 近年、ネイマールやルイス・スアレス、イバン・ラキティッチといったタレントの加入により、下部組織出身選手の出番が失われているバルセロナ。また一人、育成出身の有望株が、クラブを離れることになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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