ドログバ、アトレチコ傘下のインド王者に移籍か?

アトレチコ・デ・コルカタから4ヶ月契約で100万ドルのオファー

 今夏、チェルシーを退団したFWディディエ・ドログバが、スペインのアトレチコ・マドリード通じてインド行きのオファーを受け取っていたことが明らかになった。英地元紙「ロンドンイブニング・スタンダード」が報じている。
 
 アトレチコ・マドリードは、昨季インド・スーパーリーグ(ISL)初年度のチャンピオンとなったアトレチコ・デ・コルカタの経営権を保有している。コルカタのユニフォームは本家同様、赤と白の縦縞模様が採用されている。過去にバレンシアなどで監督を務めたスペイン人のアントニオ・ロペス監督が指揮を執り、リバプールで活躍した元スペイン代表FWルイス・ガルシアが所属するなどスペイン色の強いチームとなっていた。傘下クラブのコルカタ強化のため、コートジボワールの英雄獲得に動き出したようだ。
 
 アトレチコは37歳となったドログバに対し、契約は4ヶ月で、報酬は100万ドル(約1億2400万円)プラス成果報酬に加え、インドへの移動費、生活費を保証するという好待遇を用意しているという。
 
 インドではクラブに1人外国籍のスター選手を「マーキー・プレーヤー」として所属させることになっており、そのためコルカタはドログバの獲得を望んでいる。ただし、そのマーキー・プレーヤーの登録期限は7月31日と間近に迫っている。
 
 ISLは10月から12月までの3ヶ月間開催という特殊なレギュレーションを採用。昨年は元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ、元フランス代表ロべール・ピレスら往年の名選手が多くプレーした。新シーズンも、元ブラジル代表DFロベルト・カルロスや元フランス代表FWニコラ・アネルカらの参戦が決定している。
 
 ドログバに対してはセリエAインテル、米メジャーリーグサッカーのシカゴ・ファイヤーやモントリオール・インパクトといったクラブからの関心が伝えられている。フランス、イングランド、中国、トルコと世界各国でプレーした経験を持つドログバは、どのような決断を下すのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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