イブラがファン・ハール監督との過去の確執を告白

「だが、問題ない」

 パリ・サンジェルマンのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチが、移籍をうわさされていたマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督との過去の確執を明らかにしている。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が報じている。
 イタリアのテレビ局「スポーツメディアセット」は、イブラヒモビッチがマンUから年俸700万ポンド(約13億円)の3年契約でオファーを受けたが、断ったと報じている。イブラヒモビッチは、自著「アイ・アム・ズラタン」で批判したファン・ハール監督についての質問を受けた。
「ノーだ、良くないね。彼はアヤック スで強化責任者だったが、私のやり方とは違ったね」
 イブラヒモビッチは2001年から04年までアヤックスで活躍した。この時に強化部長を務めたファン・ハール監督とは、関係が良好とは言えなかったと認めている。
 だが、マンU移籍のハードルにはならないと、唯我独尊のカリスマは語っている。
「つまるところ、彼もプロで私もプロだ。誰と一緒に働こうが、私は問題を抱えたことがない。なぜなら、私は自分の仕事をしなければいけないし、彼(ファン・ハール)も自分の仕事をする必要がある。でも、色々な戦いがあるだろうが、それは結構気に入っているんだ」
 自分のサッカー哲学にそぐわないタレントには、容赦のないオランダ人監督との衝突も、楽しみにするような様子のイブラヒモビッチ。それだけに、急転マンU移籍というシナリオも残されているのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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