長友トルコ行き難色にもインテルは後釜獲得に動く!?
放出後の代役にイタリア代表DFクリシート獲得浮上
インテルの日本代表DF長友佑都がトルコ強豪ガラタサライ移籍に難色を示している様子を、地元メディアが報じている。
元ブラジル代表MFフェリペ・メロとのトレード要員に指定されているとの報道があるが、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」に記事を提供しているカルロ・ラウディサ氏は自身のツイッターで「メロのインテル移籍は、長友のガラタサライ行きへの『ノー』の返事によって遅れている。だが、インテルは状況を楽観視している」とレポート。また、同紙にニュースを提供しているルカ・ペッシーナ記者も「長友の周囲がガラタサライには行かないと言っている」とツイートしている。
トルコ移籍に抵抗を意思を示し、残留を望む長友の思いとは別に、インテル側の動きは素早い。イタリア紙「ラ・レプブリカ」は、マンチーニ監督はメロの到着を心待ちにし、左サイドバックの補強を要求していると報じた。そして、同じくイタリア紙の「トゥット・スポルト」は、ゼニトのイタリア代表DFドメニコ・クリシート獲得に向けて古巣ジェノアとの争奪戦が勃発したと、具体的な選手名を出して伝えている。
イタリア国内外の多くのクラブが獲得へ向けて手を挙げているのは、長友が築いてきたキャリアにおける価値を証明するものだろう。一方で、インテルとも1年間の契約を残しているだけに、クラブ側の思惑に左右されてしまうのは仕方のない面もある。ガラタサライからは、かつてのチームメートであるオランダ代表MFウェスレイ・スナイデルがラブコールを送っているとも伝えられている。果たして、長友の去就はどのような結末を迎えるのか。昨季故障に泣かされた本人にとって、最良の結末になることが望まれる。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images