ディ・マリアがPSGと移籍合意へ 移籍金88億円で決着か

新天地はフランス王者

 パリ・サンジェルマン(PSG)が、マンチェスター・ユナイテッドのMFアンヘル・ディ・マリアと合意に達したと、フランス地元紙「フランス・フットボール」が報じている。
 報道によれば、ユナイテッドはPSGからの移籍金6500万ユーロ(約88億円)というオファーを受け入れたようだ。今夏、南米選手権に参加していた関係で、いまだチームに合流していない。だが、フランス王者への加入が決まれば、25日にアメリカツアー中のチームに合流すると見られている。PSGは翌26日に、インターナショナル・チャンピオンズカップでチェルシーと対戦する。
 欧州制覇を成し遂げたレアル・マド リード、そしてブラジル・ワールドカップと南米選手権でともに準優勝を果たした。アルゼンチン代表では、極上の輝きを放つレフティーも、昨季加入したマンチェスターの名門ではトップフォームを見つけ出せずにいる。2014年8月、ユナイテッドは同選手の獲得に5970万ポンド(約114億円)を支払い、移籍金英国史上最高額を更新した。あれから1年もたたずして、アルゼンチン代表の挑戦は終わりを告げようとしている。
 移籍が実現すれば、2年連続でディ・マリアをめぐる大型取引が行われることになる。2度の移籍は、その移籍金だけで200億円を超えることになる。選手獲得に数十億円という取引が頻繁に行われる世界のサッカー界でも、わずか1年間の内にこれだけ巨額の金額を動かす選手は非常に稀な存 在といえそうだ。
 PSGには代表のチームメートでもあるMFハビエル・パストーレ、ベンフィカ時代の同僚DFダビド・ルイスら親しい間柄の選手も在籍する。新たな環境で、クラブでも本来の輝きを取り戻すことができるのだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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